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2013/02/18

パエリアの本場バレンシア人によるパエリア講座

先日友人が日本から訪ねて来てくれた際に、スペイン人の友人の家でパエリア講座を開いてもらいました。


スペイン = パエリア のイメージがある方がほとんどだと思いますが、正確には


パエリア = バレンシア です。


スペインは地域により独自の文化が根強くあり、パエリアはバレンシアの食文化なのです。
バルセロナでおいしいパエリアを提供するお店はいくつかありますが、バルセロナの地元の人がバルセロナ市内のレストランでパエリアを食べているところはあまり見かけません。
バルセロナのあるカタルーニャには誇り高きおいしい伝統料理がいくつかあるからです。



パエリア講座はまずお買い物から。みんなで市場に集合しました。



ここで必要だったものはこれです。↓

ウサギのお肉、そして鶏肉です。


左がウサギ、右が鶏です。

日本でパエリアと言えば魚介類のイメージが強いかもしれませんが、バレンシアの本場のパエリアは基本的にウサギと鶏、もしくは鶏のみだそうです。

もちろん、アレンジして魚介で作ったパエリアもバレンシアには存在しますが。


これはパエリア用のお米「Arroz bomba (アロス・ボンバ)」
丸いお米として知られています。

日本にいた時はパエリアって細長いお米で作るものなんだと信じ込んでいましたが実際は違いました。
日本米だと粘りが出てしまうので、ちょうどいいのがこのお米、ボンバ!

右はこれも基本のパエリアの定番、「Judia verde (フディア・ベルデ)」 というサヤインゲン。



調味料は家庭により様々。本日のシェフ、ラウールは一番左のトマトペーストのみ使いました。
サフラン、パプリカパウダー、すでにパエリア用に調味してあるパエリアミックス、ローズマリーと並んでいます。
このローズマリーは瓶入りなので使いませんでしたが、茎が付いている状態のものを香りを移すためだけに使うのがいいんだそう。


今回のパエリアは6人前。フライパンがとっても大きいのでこんな便利器具が登場!



肉をたっぷりのオリーブオイルでよーーーく炒め、judia verde を投入し、炒める。


トマトペーストを入れ、水を入れる。この水加減がポイント。



お米はこんな風に投入してからまんべんなくばらしていくのが親から子へ受け継がれている方法なんだそう。


ちょっと蓋をして蒸らします。


出来上がり!

買い物から始まり長い間キッチンにいて、待ちに待った一品だからこそ涙が出るぐらいの感動付きのおいしさでした。こんなおいしいパエリアは初めて。



思いのほか時間がかかり、パエリアの奥の深さがわかりました。2時間ぐらいかかったような。
興味のある日本人の友人に対してスペイン人のラウールは作ってる最中ずーっと事細かに説明してくれました。2時間も通訳したことがなかったのでとてもいい経験になりました。


実に素晴らしい友人を持ち本当に幸せです。買い物から料理、食事までずーっと楽しいひと時でした。

日本から来てくれてどうもありがとう。そして、こんな大変な料理を喜んで教えてくれたアウロラとラウール、ありがとう。






2012/06/19

シェフによるパエリア講座

Hola!

週末に残念なことに長年のお気に入りだったブレスレットタイプの腕時計を無くしてしまいました。
バッグを腕にかけた時にストン・・・だったのだと思います。
家を出て2ブロック歩いたところでハッと気付いて探しながら家に戻ったのですが、すでになかったです。さすがバルセロナ。ものの5分で誰かの元へと行ってしまいました。

時計を無くすということは 「It's time to change one's life」 なのだそうですね。
どう変わるのかな。ちょっとヘコんでたのですがそれを聞いて元気が出ました。


さて、その直後に腕時計なしで向かったのはバルセロナに住む日本人の友人宅。
同市内に住む日本人は約3千人と言われています。これまで数えきれないほどの日本人と出会いましたが、やはり一緒にいて落ち着くのは同期組。
ほとんどの同期仲間は帰国しましたが、それでも残ってる者同士の絆は強いです。

そんな仲間のうちの一人はなんと、バルセロナ市内にあるミシュランの星付きレストランで料理人として働いています。そんな彼にパエリア講座を開いてもらおうということで、みんなで集まりました。

家でもできる本格パエリアというのが今回のテーマ。

Caldo(出汁)は市販のものではなく、魚と野菜から作ります。
トマト、ニンニク、ネギ、白い人参、そして下方にアンコウが沈んでいます。
ニンニクの切り方が斬新!


煮込んでいくと野菜がどんどん沈んでいきます。

玉ねぎは焼いてからCaldo(出汁)に投入。
こうして完全に焦がし、他と一緒に煮ます。

30分煮た後、火を止めラップをかけて10分以上寝かせます。


その間にフライパンにオリーブオイルを流し、たっぷりのニンニクで油に風味を行き渡せてからニンニクを取り除きます。
やはりニンニクの扱い方がワイルド!

香りの付いた油の上から、スーパーで手に入る冷凍ミックスシーフードを入れ炒めます。
そこに市販のトマトペースト、先ほど作ったCaldo(出汁)、塩、お米も投入。今回は3合。


水分が少なくなってきたらムール貝(今回は缶詰を使用)、前もって焼いていおいたエビを投入。



そして、レモンを飾って出来上がり!
パエリアと言えばバレンシア地方が発祥で、バレンシアの伝統レシピはサフランを入れて作るので色は黄色です。
その他のほとんどの地域でもサフランは使用されるのですが、ここカタルーニャは違います。トマトで味付けをするので出来上がりはこのような色になります。


バカラオのリゾット風、そしてスペインの代表的料理であるTortilla de patatas(スペイン風オムレツ)も作ってもらいました。
このトルティージャに使った卵は11個。


どの料理も一流レストランの味でした。めちゃくちゃおいしい!勉強になった上もてなしてくれて、こんな仲間に逢えて幸せです。


最後に仲間と一緒に記念写真

一番髪の茶色い彼が本物のCocinero(料理人)です。


海外に住むと本当に一人きりでは生きて行けないんだなぁと、仲間のありがたさに気付く毎日です。
学業ももちろん大切ですが、様々な気付きから内面の成長もしていきたいです。