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2012/07/17

CAVA「フレシネ」のワイナリー見学

Hola!

先週末、学校の課外授業で郊外に出かけたのでそのレポートを。


眠い目を擦りながら朝8時半に学校前に集合し、バスに乗ってまずは世界的に有名な CAVA「Freixenet」のワイナリー見学に。参加者は約80人。

バルセロナからバスで約30分、「サン・サドルニ・ダ・ノイア」という街に到着。
こんなのどかなところです。

このフレシネ社、生産数は年間約1億8,000万本にのぼります。
そのうち7,800万本が世界150カ国に輸出されており、スパークリングワイン部門の世界販売数量はナンバーワンです。
アメリカ、ドイツ、イギリス、ベルギー、日本、この5か国を主な取引国としています。

入口にあった物珍しい車たちを見てテンションが上がりながら中へ。


このツアーは90分。

まずは入口のディスプレイと映像を見てフレシネ社の歴史を知ることから。
「フレシネ」というよりは「フレイシェッ」といった発音が近かったです。
カタルーニャ語はスペイン語の発音と違って独特の力強さがあります。
もちろん、我々はスペイン語の生徒なのでスペイン語で説明してもらいました。

イントロダクションが終わったら次は実際にワイナリー見学に。
地下には計り知れない数のワインが。
なんとここは、地上2階、地下は6階の計8フロアからなる巨大ワイナリーなのです。
面積も相当あります。


瓶内の酵母が糖をアルコールと炭酸ガスに分解します。酵母はワインづくりにはかかせないもの。しかし酵母が残ったままだと出荷はできません。
左)このようにして酵母を瓶の口に寄せ、熟練の技で21日ごとに角度を変えていくのが本来のやり方です。ただ、フレシネ社はこういったことは完全に機械に任せているのでこれはレプリカ。
右)これは酵母の澱を取り除く工程に使いる器具。慎重に、且つ素早く開栓し、澱だけをガスの勢いでと瓶外に飛び出させます。素早く仕上げないと澱が瓶底に沈んでしまうのです。同社はやはり大手、この手作業も今や別の方法で行います。


左)これは勢いよく澱を取り除いた後にボトルごとの量を均一にするために他のボトルから継ぎ足す器具。
右)これはその後、コルクを締める器具。
このどちらも同社には今や必要のないものとなってしまいました。


では、代わりにどのような方法で酵母の澱を取り除くかと言うと・・・
これは小さいお飾りのような機械ですが、このような機会にセットし、瓶口部分を-20℃程度の冷却液に浸して凍らせ、正立に戻してから栓を開けます。
そうすると瓶内の圧力で瓶口に凍った酵母の澱が瓶の外に飛び出すからくりです。

こういった工程に機械は使わずに未だに手作業で行っているRecaredo社との違いに驚きました。

ガイドさんはさらに地下深くへと案内してくれました。

ん~ん、カビの臭いがすると思ったらものすごいカビの繁殖具合。それに半袖できたことを後悔するぐらいの寒さでした。


さて、ここからは待ちに待ったトロッコに乗ってのワイナリー内見学。
ゆっくり進むのかと思ってたらけっこうなスピードでした。

地下深くの洞窟にいるような光景から始まり、地上に近づくにつれてきれいな瓶がずらっと並び出し、タンクが見えてきて出荷前の大量の段ボール箱が見え、最後に温かい地上に出て終了。


さて、次は待ちに待った試飲タイム!
おいしーーー!この場で瓶詰めされ、日光に当たらず移動時の振動にもさらされることのなかったカバはやはり違います。至福の時でした。


お土産コーナーも実に充実していました。
右の写真、おわかりでしょうか、お寿司のためのワインです!!!しかも4.50ユーロという安さ。
買おうか迷いましたがこの後まだまだエクスカーションが続いたので暑さのための劣化を恐れ断念。。


ということで、次回はこのエクスカーションの続きをレポートしまーす!



2012/02/05

CAVA「レカレド社」のワイナリー訪問

Hola !

最近までのポカポカ陽気が嘘のように凍えそうな日々が続いているバルセロナです。
昨夜カンプノウにてバルサのリーグ戦が行われていましたが、驚くほどに観客席がガラガラでした。
この寒さじゃさすがのバルサファンも家にこもってテレビ観戦なのでしょうか。


さて、今日は先日訪れたCAVAのワイナリー訪問記を。


まずは近年日本でも急上昇中のCAVAの説明を。

CAVA(カバ)とは、スペインのカタルーニャ地方、ペネデス地区にて生産される白または明るいピンクのスパークリングワインのこと。
シャンパンと同じ瓶内二次発酵方式で生産されているため、品質はシャンパンとほとんど変わらないと言われていますが、価格はシャンパンに比べかなり安く世界中で話題となっています。


バルセロナのサンツ駅からRenfeに乗り西に約40分、「Sant Sadurní d'Anoia (サン・サドゥルニー・ダノイア)」駅に到着。(往復7.20ユーロ)


駅の正面には世界的に有名なCAVAメーカー「Freixenet(フレシネ)」社のワイナリーが。
この駅の周辺には何十社ものワイナリーや畑が軒を連ねています。

前々からCAVAに興味を持っていることをスペイン人の友人に伝えたところ、一緒に見学に行こうと計画してくれたのでした。
偶然にも前々からソムリエの友人がこの村で一番にお勧めしているワイナリー「Recaredo (レカレド)」社の訪問でした。
スティルワインのワイナリー訪問はこれまでに経験がありますが、発砲系のワイナリーは初めて。テンションが上がりました。


駅の向こう側には大きな谷があり、そこにさっそく葡萄畑を発見。
写真右:振り返るとそれはそれは大きなフレシネ社のワイナリーが。


村を探索。
写真左:サン・サドゥルニー・ダノイアの街並み。
写真右:村中に縁石代わりにCAVAのコルクの形をした物体が。


写真左:ワイナリーを差す看板がそこら中に。
写真右:馬の古く美しい彫刻。


ゆっくり歩くこと15分、レカレド社に到着しました。
清潔なレシェプションには商品と葡萄の木、そして畑で使用されているCAVAの生産に欠かせない石灰岩が並べられていました。


地下室に下り、従業員によるワイナリーツアーのスタート。
地下室には無数のCAVAが。


剪定、育成、収穫、醸造、瓶詰、熟成、オリ抜き、封栓、ラべリング、出荷の順で迷路のような巨大な地下室をぐるぐる歩きながら説明を聞きました。

バルセロナに到着してからすぐにでもしたかったCAVAのワイナリー見学。
語学がある程度上達してからでないと理解できないので約10か月勉強してからの見学でしたが、もちろんまだまだ知らない単語がたくさん。
大事な部分だけ友人が優しいスペイン語に置き換えて説明してくれたので助かりました。


ここで少し、このワイナリーの特徴を紹介

糖を加えない極辛口ブリュ・ナトゥーレのみを製造。

CAVAは瓶内で発酵させるので、瓶内にはオリがたくさん溜まります。
瓶を毎日少しずつ回しながらそのオリをゆっくりとボトルの首に移すのですが、ほとんどのメーカーはそれを機械で行うのに対してここRecardo社はピュピトルと呼ばれる伝統的なオリ下げ台を使用し手で動瓶しています。

オリ抜きにも大きな特徴が。
大抵のメーカーはボトルの首を凍らせて(=オリを凍らせて)炭酸ガスの圧力でオリを飛び出させるのですが、ここRecardo社は凍らせずに一本ずつ手で行います
慎重に、且つ素早く開栓し、オリだけをガスと共に瓶外に飛び出させます。
その工程を実際に見せていただいたのですが、見事なものでした。熟練の技が光っていました。
デゴルジュマン(オリ抜き)の様子

すべてのボトルに収穫年、熟成時期、デゴルジュマン(オリ抜き)の日付が記載されています。
こんなメーカーはかなり珍しいのではと思います。



なるほど、ここでソムリエの友人がこのメーカーをお勧めしてくれた理由が分かりました。


一番驚いたこと、それは工場内がとても清潔に保たれていたことです。
こんなワイナリーは見たことがないです。いくつか見学した日本のより清潔かも。


見学が終わった後は、試飲タイム!
こんなかわいいお部屋にて。
CAVAから発せられるガスがグラスの中でとってもきれいでした。
額の中の男性がRecaredo氏。1924年にこのメーカーを創った創設者だそう。


CAVAの味わいはまろやかで、泡も普段飲んでいるものと比べてきめ細かく美味でした。


試飲の後、日本人の見学が嬉しかったとオーナーが現れ、様々な事柄を写真を見せながら補足してくださいました。


大変満足のいくワイナリー見学でした。
他社は有料ツアーを組んでいるところもありますが、ここレカレド社は試飲までさせてくださったのになんと無料でした。

バルセロナにお越しの際、CAVAやワインに興味のある方はこのワイナリー見学、おすすめです!

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住所:C/ Tamarit, 10 08770 Sant Sadurní d'Anoia
電話:938 910 214
最寄駅:Sant Sadurní d'Anoia(サン・サドゥルニー・ダノイア)
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