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2016/05/02

ティマンファヤ国立公園をラクダに乗って見学

 ランサローテ島の一番の観光スポット、”ティマンファヤ国立公園”ではラクダに乗って散歩することができます。

ティマンファヤ国立公園のオフィシャルの入り口からは離れたところに乗り場がありますのでご注意を。

乗り場に着くと、数十頭のヒトコブラクダがおとなしく座っていました。

こぶの上には二人掛けの椅子が。

かつてモロッコのサハラ砂漠にて同じくヒトコブラクダに乗り長い距離を移動したことがありましたが、その時はこぶの上にブランケットが敷いてありその上に跨る形で乗ったのを覚えています。

この緑の椅子だけでも重そうだ。


先に出発していたグループが帰ってくるところでした。
グループを先導するラクダ使いはこうしてポーズを決めてくれました。


一人で乗る夫の後ろで、私はパリから遊びに来てくれた友人と二人で乗りました。

ラクダ使いの指示で、体の大きな夫は同じく体の大きなラクダに乗ることに。ラクダの曲げた脚がかわいい。
左右の重さのバランスをとるために砂袋が次々に積まれていきました。ゴメンネラクダさん。


 へぇー、立つと想像以上に大きい!

 ラクダには一頭ずつ名前が付けられています。
夫の乗った大きな雄ラクダは「グレゴリー」、私たちの乗った小さめの雌ラクダは「アナ」。

ラクダが立ち上がる前まではロープで繋がれた列の一番後ろだったのですが、いつの間にか後から到着したお客さんの列と合体。
振り向いたらいきなりラクダの顔があって驚きました。


国立公園内の散歩が始まりました。

モロッコでラクダに跨る形で乗ったときは、一歩一歩の振動が体に伝わり少ししんどかったのを覚えていますが、この椅子のおかげで体には何の痛みもなく快適でした。
ラクダさんにはなんだか申し訳なくなりましたが。


前を歩くグレゴリーくん、地に足をつける度に足のプヨプヨした脂肪が広がりかわいい。



足先には脂肪が多く、重みで脂肪が広がり重さを分散し、足が砂にめり込むことなく砂漠の上を歩くことができるのだ。


後からラクダ使いに聞いた話によると、背中のこぶには脂肪が入っており、食事ができないときの栄養分となるそうです。
栄養状態の良い時こぶは大きくなり、エネルギーの蓄えがなくなってくると小さくなっていくということだ。
ちなみに出生時はたるんだ空っぽの袋だけがある状態で生まれてくるのだそう。


 こんな風景をゆっくりと散歩。火山の見せる様々な色が実に美しい。

ラクダに揺れながら、静かに流れるこの時間。
火山や空、そして地球のことを考えながら、その偉大さを改めて感じ、我々はなんて小さい存在なんだろうと考えてみたり。

っとふと後ろを見たら、ラクダに乗りながら赤ちゃんにおっぱいをあげているお母さんがいました。
そんな、実にゆる~い散歩。

っとそこで、私の隣にいた友人に取引先から電話がかかり、まじめな話をこの大自然の真っただ中でラクダに乗りながらやってのけたのです。

ブラボー!

 こんな風に頭を撫でてもまったく動じないアナちゃん。


営業時間ギリギリに滑り込んだペアは特別待遇!?でした。絵になる~。



これが ランサローテ島の楽しみ方のひとつ。


 ランサローテ島にラクダがやってきたのは16世紀初頭。
この島に古くから根付いているワイン用のブドウ栽培には、葡萄運びとして欠かせない動物でした。
そして今はこうして人間を乗せ、この島の観光に欠かせない動物となりました。


辺りに小屋らしきものは見当たりませんでしたが、どこに住んでいるのであろう、ラクダたち。
数世紀に渡り我々のために働いてくれどうもありがとう。


ホテルトラベル


2016/04/28

ティマンファヤ国立公園(Parque Nacional de Timanfaya)

 ランサローテは他のカナリア諸島の島々と比べて小さめな島ですが、見どころが一番多いことで知られています。
そんなポイントを少しずつ紹介していこうと思います。


ティマンファヤ国立公園 (Parque Nacional de Timanfaya)

 ランサローテに着いたら誰もが向かう観光スポットと言えます。
スペイン国内で15か所ある国立公園の中で、年間訪問者は第三位。

ここは18世紀と19世紀に起きた火山活動により出来上がった溶岩台地で、バスで周る見学コースがあります。

バスの発着地点までは車で行けるのですが、その先は車両の乗り入れは禁止されています。
まずは入り口で車に乗ったまま入場料を払い、バスの出発地点まで進みます。

バスは9時から17時まで (7~9月は18時まで) 定期的に出ており、所要時間は約40分。
スペイン語、英語、ドイツ語の順に音声による説明があります。


公園に入るまでの景色も壮大なものですが、バスからの眺めは実に素晴らしいものでした。
溶け出した溶岩の流れまできれいに見れます。


溶岩によってできた洞窟の上部


溶岩の層としずくが見れる!こういったポイントではバスは停車しじっくり見せてくれます。


地球にいるとは思えない。まるで月または火星にいるかのよう。


大きな岩ばかりがゴロゴロとしてると思いきや、砂漠のような一面も見られます。よく見ると火山礫 (かざんれき) です。
長い年月をかけて這い上がってきた強い植物も見られました。


 大迫力のカルデラも見ることができます。


これは駐車場やレストランのあるバスの発着地点。


この付近はMontañas de fuego” (火の山々) と呼ばれており、現在でも火山の熱が地上付近まで届いています。


バスツアーが終わると、興味深いショーが見られます。
掘った穴に水を入れると、地熱により一瞬にして沸騰して空高く吹き上げる様子を見ることができます。

これは見事!


続きまして、すぐ隣では別のショーを。
まずはここに積まれた干し草を運ぶところから。


2メートルほど掘られた穴に干し草を入れると、あっという間に煙が立ちました。


乾草を入れてからものの10秒で燃え上がりました。


係りの方に、すぐそばの石を触ってごらんと言われ触ってみるも、熱くて触れたものではありません。



お隣にはこの地熱を利用した火山グリルがいただけるレストランがあります!
その名は "El Diablo" 、悪魔という意味。

こうして焼かれます。

遠目では本当にこんなので焼けるの!?と思ったのですが、近づいてみるとその熱は想像を遥かに超えていました。

真上でカメラを構えたら、熱い、熱い!カメラが溶けるのではないかと思ったぐらい。



レストランは ランサローテ出身の芸術家、セサル・マンリケ氏によってプロデュースされたガラス張りの空間。


 ランサローテといえばウサギと言われているほどなので、試してみました。
メニューに書いてあった”ウサギの半身”とは思えないこの量。
このボリュームが ランサローテのウサギなんだそう。痩せたウサギしか食べたことがなかったので驚きました。
今まで食べた中で一番のおいしさ!


大自然を見ながら、天然の熱で調理されたグリルのランチは最高でした!



この後場所を変え、ヒトコブラクダに乗り火山地帯を見学しました。
次回記事にしたいと思います。

2016/02/15

ランサローテ (Lanzarote) ってこんな島!

昨年9月に旅行で訪れて以来、憧れの地と化した Lanzarote (ランサローテ)” につい先日引っ越しました。

今回は地理、気候、人口など、図を交えながら島の紹介をします。




スペインです!アフリカ大陸にほど近いスペインです!


地理


スペイン本土から南西に1,000 km、アフリカ大陸の北西より大西洋沖125kmに位置。
南北に60㎞、東西に25㎞、面積は 845,94 km²。
日本でいうと佐渡島 (854.76 km²) と同じぐらいの面積。

カナリア諸島の最東端にあり、フエルテベントゥラ島の北東に位置。
ラスパルマス県に属します。


1,400万年前の火山活動により島の南部が出来上がり、1,000万年前の噴火により北部が出来ました。
長年の噴火の繰り返しで二つの島は一つになって行きました。

形成された300以上のクレーターが見られるこの火山島ですが、高低差は他のカナリア諸島と比べると少なく、緑地も少なめ。
しかし、溶岩の暗色と、差し色となる乾燥地帯で根強く生きる植物の緑とのコントラストが実に美しいのが自慢。

他のカナリア諸島の島々と比べると、砂浜の面積が大きく、美しいビーチが多いのが特徴。
また、海深が深く、海の色は濃いマリンブルーです。



和名


”ランサロテ” が一番現地の言い方に近いと思うのですが、何故か ”ランサローテ” と書いてある事が多く、考えましたが私も検索されやすいように ”ランサローテ” と書くことにしました。
この奇妙な長音符は ”ロ” にアクセントを置くためでしょうか。



人口


143,209人 (2015年データ)、うち約4割の 56,940人は首都アレシフェに集中。
総人口は1988年に65,503人だったのに対し、2008年には139,506と、20年間で倍増。

住民の大多数 (73.9%) はスペイン人で、イギリス人 (4.0%)、ドイツ人 (2.6%)、アイルランド人 (2.5%) など他のヨーロッパ諸国出身の住民もかなりいる。

日本人は2~3人住んでいるとかいないとか。

ちなみに私がスペインに移ってから最初に住んだバルセロナ市には約3,000人の日本人が、次に住んだラスパルマス市には約120人、そして今回の市には私一人です。




気候


”常春”で有名なカナリア諸島の一部であるランサロテは、冬でも14℃程度までしか下がらず、夏は30℃弱までしか上がらない地上の楽園と呼ばれる島。
雨は滅多に降らず、平均して年間わずか約16日が雨日。(そのうちほとんどは12月から2月にかけて)

他のカナリア諸島の島と比べて極めて高い山がなく(最高峰で670メートル) 雲があまりできず、晴れ渡った空が世界中から訪れる者を虜にします。



平均気温


最高気温と最低気温の平均


 降水量


その他の特徴


島全体はランサロテ出身の芸術家・建築家である”セサル・マンリケ”の働きかけにより、島の開発のために厳しい規制が敷かれ、島の建物は白一色。青い海と白い建物のコントラストは実に美しく、空中からもその様子を眺めることができます。




佐渡島ほどの小さな島ですが、驚くほどたくさんの美しい見どころがあります。
追って紹介していきたいと思います。





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2015/08/31

グランカナリアでミニ新婚旅行!

先月グランカナリア島にて結婚をし、友人たちが共同で”ミニ新婚旅行”をプレゼントしてくれました。

”家の前に観光ガイドが迎えに来てくれ、島の見どころを案内してくれる”という、普段はラスパルマス市から出ない私たちにとっては興味深いデイトリップでした。


Mirador El Guriete (ミラドール・エル・グリエテ)


まず向かったのは展望台、”Mirador El Guriete (ミラドール・エル・グリエテ)
先日たまたま訪れたばかりの”スペインのグランドキャニオン”はまた感動を与えてくれました。
歴史等詳しくはこちらに綴っています


せっかくなのでミニ新婚旅行の記念に写真を。


動物の鳴き声がする方を見ると、山羊がたくさんいました。



乾いた大地の真ん中でティータイムを


次に向かったのは、同村 Santa Lucia にあるパン屋。ここでティータイムを。
これらは小麦粉、砂糖、そしてラードで作ったカナリア諸島の名物クッキー。すべて手作り。



グランカナリア最大のワイナリーへ


休憩を終え次に向かったのはワイナリー Bodega Las Tirajanas (ボデガ・ラス・ティラハナス)

グランカナリアで最も大きなワイナリーだそうですが、非常に小さい。
作業が隅々まで見学できました。


見学している間に次々と運ばれてきた、収穫したてのブドウ。


厳密に仕分けされたブドウがプレス機へと流れていく様子。

実は Gran CanariaDO (denominacion de Origen。原産地呼称統制委員会が設置された地域内で厳しい基準に基づいて生産されたワインの呼称、高級ワインの中心的なカテゴリーとされている。)  が2006年に認定されたばかり

写真に写っている白いシャツの方は、ワイン作り (特に白ワイン) に長けたドイツから3年前に応援にやってきた醸造家。


搾りたての、まだ酵母を加えていない状態の”ブドウジュース”の試飲ができました。
想像をはるかに超える濃さ、そして甘さでした。
品種は Verijadiego Blanco (ベリハディエゴ・ブランコ)。カナリアスの土着品種です。


先ほどのドイツ人醸造家によりアメリカンオーク樽 (左) とフレンチオーク樽 (右) とのブレンドがなされます。


試飲タイム!ひとり3種類選べました。


このワイナリーは現在、白6種、ロゼ1種、赤3種 を生産しています。

グランカナリアに来てから一度もおいしい赤の土着品種のものを飲んだことがなかったので、迷わず定評通りの白から3本を選びました。


カナリア諸島の白ブドウと言えば、若飲みの”Malvasía Volcánica (マルバシア・ボルカニカ)”
スペインの他の地域やイタリア、ギリシャでも栽培されている品種”マルバシア”ですが、フィロキセラによる害のなかったここカナリア諸島では全てのブドウが自根で植えられていること、そしてその特異な土壌により個性ある品種となり、2009年より”Malvasía Volcánica (火山のマルバシア)”という独立した品種として認められました。


ステンレスタンク熟成のマルバシア樽熟成のマルバシアSemidulce (セミ・ドゥルセ、やや甘口) のマルバシア という、マルバシアだけの比較試飲をしました。

樽熟成したものが一番でしたが、Semidulce もなかなか良かったです。


赤ワイン好きな夫は赤のみの試飲をしました。
Listan Negro (リスタン・ネグロ)Castellana negra (カステジャーナ・ネグラ)Vijariego negro (ビハリエゴ・ネグロ) といったカナリアの土着品種をブレンドした、熟成段階の異なる3種を。
やはりどれも首をかしげる結果となりました。カナリアスの赤はまだまだこれからです。

それにしても、試飲したジュースの ”Verijadiego (ベリハディエゴ)” にこの ”Vijariego (ビハリエゴ)” 、名前が似てて覚えにくい!!


私たちが結婚したばかりだと知った醸造家は、特別にステンレスタンクから発酵ジュース (ジュースがワインになる途中) を取り出しプレゼントしてくださいました。
着いたときにいただいた無発酵のブドウジュースとは違い、舌全体がしびれるほど酸味のある不思議な液体でした。



ワイン畑見学


さて、ワイナリーを出て我々は荒野へと向かいました。
どんどん道が狭くなっていき辺りに人は誰一人いません。



そして訪れたのはワイン畑。
荒野を耕した大地に、先述した Malvasía Volcánica が力強く育っていました。



畑の周りにはサボテンやアロエ、アーモンドの木が目立ちました。これらはブドウの風味に重要な影響を与えるための欠かせない脇役なんだそう。
「サボテンの身にある棘はとても細かく、手に刺さると厄介だから触らないように」と言われて数分後に刺抜きしてる夫を発見。好奇心ゆえか話を聞いていなかったのか。。



乾いた台地が一望できるレストランへ



そして向かったのはサファリパークの中にいるかのようなレストラン。
ここで Papas arrugadas (ベイクドポテトの一種)、山羊の肉、Bienmesabe (卵とアーモンドが主体のソース) のアイスクリーム など、カナリアスの名物をいただいたのでした。


カナリア諸島の名物料理については追って記事にしたいと思っています。




ツアー終了!


ガイドさんは日本の国旗シールを用意してくれていて、初の日本人客として彼女の車にそれを貼ったのでした。



島のことをもっと知る貴重な体験でした。


旅のプレゼントっていい!!
この旅をプレゼントしてくれた友人たちに、心からありがとう。




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