2016/04/25

波のメカニズム

海で毎日のように泳ぐようになり海の知識が必要となり、前回前々回は潮について学んだことをまとめました。

今回は波についてです。


毎日海を観察して、普段起きている波には2種類あることに気づきました。

水面にたくさん見えるごく小さな波
遠くからやってきて海岸に勢いよく打ち寄せる大きな波


私はこれらを”風の波”(①)”うねりの波”(②) と呼んでいます。
実際にはスペイン語でそれぞれ”Mar de viento”、”Mar de fondo”と呼んでいるわけですが。


まず、”風の波”は入浴中に水面に息を吹きかけると起こるしくみと同じで、その場で吹いている風の力によって海面がデコボコになりできる小さな波。

”うねりの波”は遠くの海域で風によって起こされた波が長距離で伝わってきた波。
それに、地球と月の位置関係が刻々と変化することにより海水が動かされ起こります。(海水の動きのしくみはここで説明)



それぞれ写真ではこう写ります。


”風の波”
強風の日に撮影。細かい波が次々にやってきました。
水面上に吹いている風が強くなるほど高さは大きくなり見た目の形状も変化します。


上空からはこんな風に見えます。こちらも強風の日に撮影。




”うねりの波”
いわゆるサーファーの好む波。
うねりのスピードはとても速く、時速50km以上に達することもあります。


”うねりの波”は海岸に打ち寄せて水柱 (水煙、または波柱とも言う) を上げることもあります。
 遠くの海岸で白くなっているのが水柱。



こう見ると波は実に恐ろしい。



”風の波”は泳いでいると顔にぴちゃぴちゃと当たり不愉快になる程度ですが、”うねりの波”は体ごと持っていかれますので泳げたものではありませんので、波予測を調べてから海に出るようにしています。
ちなみに潮の干満差を予測する潮汐率とは違い、波の予測は72時間までしか出せないようです。



上記に挙げたのは日常の波ですが、地震や台風、海底火山が起こす波のことを考えると海は本当に恐ろしい、絶対になめてはならぬ存在だと改めて感じました。



グラシオサ島から ランサローテ島を眺める形で撮影。

波のない海は、安らぎ、更なるポジティブ思考、ひらめきを与えてくれます。