2015/08/31

グランカナリアでミニ新婚旅行!

先月グランカナリア島にて結婚をし、友人たちが共同で”ミニ新婚旅行”をプレゼントしてくれました。

”家の前に観光ガイドが迎えに来てくれ、島の見どころを案内してくれる”という、普段はラスパルマス市から出ない私たちにとっては興味深いデイトリップでした。


Mirador El Guriete (ミラドール・エル・グリエテ)


まず向かったのは展望台、”Mirador El Guriete (ミラドール・エル・グリエテ)
先日たまたま訪れたばかりの”スペインのグランドキャニオン”はまた感動を与えてくれました。
歴史等詳しくはこちらに綴っています


せっかくなのでミニ新婚旅行の記念に写真を。


動物の鳴き声がする方を見ると、山羊がたくさんいました。



乾いた大地の真ん中でティータイムを


次に向かったのは、同村 Santa Lucia にあるパン屋。ここでティータイムを。
これらは小麦粉、砂糖、そしてラードで作ったカナリア諸島の名物クッキー。すべて手作り。



グランカナリア最大のワイナリーへ


休憩を終え次に向かったのはワイナリー Bodega Las Tirajanas (ボデガ・ラス・ティラハナス)

グランカナリアで最も大きなワイナリーだそうですが、非常に小さい。
作業が隅々まで見学できました。


見学している間に次々と運ばれてきた、収穫したてのブドウ。


厳密に仕分けされたブドウがプレス機へと流れていく様子。

実は Gran CanariaDO (denominacion de Origen。原産地呼称統制委員会が設置された地域内で厳しい基準に基づいて生産されたワインの呼称、高級ワインの中心的なカテゴリーとされている。)  が2006年に認定されたばかり

写真に写っている白いシャツの方は、ワイン作り (特に白ワイン) に長けたドイツから3年前に応援にやってきた醸造家。


搾りたての、まだ酵母を加えていない状態の”ブドウジュース”の試飲ができました。
想像をはるかに超える濃さ、そして甘さでした。
品種は Verijadiego Blanco (ベリハディエゴ・ブランコ)。カナリアスの土着品種です。


先ほどのドイツ人醸造家によりアメリカンオーク樽 (左) とフレンチオーク樽 (右) とのブレンドがなされます。


試飲タイム!ひとり3種類選べました。


このワイナリーは現在、白6種、ロゼ1種、赤3種 を生産しています。

グランカナリアに来てから一度もおいしい赤の土着品種のものを飲んだことがなかったので、迷わず定評通りの白から3本を選びました。


カナリア諸島の白ブドウと言えば、若飲みの”Malvasía Volcánica (マルバシア・ボルカニカ)”
スペインの他の地域やイタリア、ギリシャでも栽培されている品種”マルバシア”ですが、フィロキセラによる害のなかったここカナリア諸島では全てのブドウが自根で植えられていること、そしてその特異な土壌により個性ある品種となり、2009年より”Malvasía Volcánica (火山のマルバシア)”という独立した品種として認められました。


ステンレスタンク熟成のマルバシア樽熟成のマルバシアSemidulce (セミ・ドゥルセ、やや甘口) のマルバシア という、マルバシアだけの比較試飲をしました。

樽熟成したものが一番でしたが、Semidulce もなかなか良かったです。


赤ワイン好きな夫は赤のみの試飲をしました。
Listan Negro (リスタン・ネグロ)Castellana negra (カステジャーナ・ネグラ)Vijariego negro (ビハリエゴ・ネグロ) といったカナリアの土着品種をブレンドした、熟成段階の異なる3種を。
やはりどれも首をかしげる結果となりました。カナリアスの赤はまだまだこれからです。

それにしても、試飲したジュースの ”Verijadiego (ベリハディエゴ)” にこの ”Vijariego (ビハリエゴ)” 、名前が似てて覚えにくい!!


私たちが結婚したばかりだと知った醸造家は、特別にステンレスタンクから発酵ジュース (ジュースがワインになる途中) を取り出しプレゼントしてくださいました。
着いたときにいただいた無発酵のブドウジュースとは違い、舌全体がしびれるほど酸味のある不思議な液体でした。



ワイン畑見学


さて、ワイナリーを出て我々は荒野へと向かいました。
どんどん道が狭くなっていき辺りに人は誰一人いません。



そして訪れたのはワイン畑。
荒野を耕した大地に、先述した Malvasía Volcánica が力強く育っていました。



畑の周りにはサボテンやアロエ、アーモンドの木が目立ちました。これらはブドウの風味に重要な影響を与えるための欠かせない脇役なんだそう。
「サボテンの身にある棘はとても細かく、手に刺さると厄介だから触らないように」と言われて数分後に刺抜きしてる夫を発見。好奇心ゆえか話を聞いていなかったのか。。



乾いた台地が一望できるレストランへ



そして向かったのはサファリパークの中にいるかのようなレストラン。
ここで Papas arrugadas (ベイクドポテトの一種)、山羊の肉、Bienmesabe (卵とアーモンドが主体のソース) のアイスクリーム など、カナリアスの名物をいただいたのでした。


カナリア諸島の名物料理については追って記事にしたいと思っています。




ツアー終了!


ガイドさんは日本の国旗シールを用意してくれていて、初の日本人客として彼女の車にそれを貼ったのでした。



島のことをもっと知る貴重な体験でした。


旅のプレゼントっていい!!
この旅をプレゼントしてくれた友人たちに、心からありがとう。




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2015/08/05

グランカナリア観光

結婚式のために仲間がスペイン本土からやってきてくれ、式の翌々日にみんなでグランカナリアの観光名所を巡りました。


グランカナリア島は円形で、中央は巨大な火山であり、多くの人が海岸沿いの町に住んでいます。

私たちの住む ラスパルマス (Las Palmas) は島で最大の都市でありほぼ何でも揃っており、おまけに砂浜のビーチもあるので街から出ることは滅多になく、火山島に住んでいる意識はほとんどないのでそれを実感できる一日となりました。



Caldera de Bandama (カルデラ・デ・バンダマ)


ラスパルマスを車で出発し約20分、まず最初に訪れたのは ”Caldera de Bandama (カルデラ・デ・バンダマ) ”


「バンダカ!」(ブッダ) ではなく「バンダマ」か。
直径約800m、深さは約200mの大きなカルデラ。
今から4,000~5,000年前の火山の爆発がもとで基礎ができ、ここで起きた最後の噴火は紀元後40年前後 (グランカナリア島ではこれが直近の噴火) と言われています。

ちなみにグランカナリア島は1,400万年~900万年前の火山活動によりその約80%が形成されました。
カナリア諸島で最古の島は”フエルテベントゥラ”で、2,000万年前の火山の噴火によりできました。

2,000万年前って・・・気が遠くなるほどの歴史ですが、地球に陸が誕生したのは少なくとも40億年前だと言われているから興味深い。


眺めが素晴らしい!



Mirador Pico de Las Nieves (ミラドール・ピコ・デ・ラス・ニエベス) 


続いて向かったのは、
”Mirador Pico de Las Nieves (ミラドール・ピコ・デ・ラス・ニエベス) 

グランカナリアで一番海抜の高い、1,949メートルに位置し、島の名物である岩 ”Roque Nublo (ロケ・ヌブロ)” とお隣の島、”テネリフェ” の山 ”Teide (テイデ)” が同時に見える展望台。



Roque Nublo” は高さ80メートルの巨大岩で、訪れた ”Pico de Las Nieves” を次ぐ海抜1,813メートルに位置。

”Teide” はスペイン最高峰、高度3,718メートルの山。高度3,776メートルの富士山との差は僅か58メートル。大西洋の島にある山としても最高峰です。

左方に見える ロケヌブロ とその背後に テイデ 



この枠からの肉眼の景色は見事。



新婚3日目のはしゃぐ夫。



Mirador Pico de Las Nieves で一番高いところに位置する岩。
この展望台がグランカナリアで一番高い高度にあるということは、この岩のてっぺんが島で一番高い点。ここに登るロッククライマーもいるんだとか。



カナリア名物がいただけるレストランへ


続いて食事に向かいました。
Casa Antonio。Santa Lucía de Tirajana にある、カナリア名物がおいしくいただけるレストラン。


結婚式と夫の家族との観光等、連日のイベントで疲れていた私はこの時点でかなりの車酔い。
レストランの中で私たちの会話を聞いていた隣の席の人が酔い止めをくれ、元気を取り戻したのでした。
スペイン人のこういう世話焼きなところが好きです。ありがとう!




展望台 ”Mirador El Guriete (ミラドール・エル・グリエテ)”


元気になったところで、次は ”Mirador El Guriete (ミラドール・エル・グリエテ) へ。




”スペインのグランドキャニオン” と呼ばれている峡谷。
実はここには深い歴史があるのです。

1483年4月29日、Corona de Castilla (カスティージャ王国。中世ヨーロッパ、イベリア半島中央部にあった。後のスペイン王国の中核。) によるグランカナリアの征服の舞台となったのです。
島はそれ以来、スペインの政権下となりました。


これがちょうどその舞台となった巨大岩。



水の溜まる谷底にはヤシの木が見えます。

住んでる島にこんな素晴らしい峡谷があったなんて!!




カナリア諸島最大の砂丘 ”マスパロマス


さて、次はこの島で観光客が一番多く訪れるスポットへ。


島の南端にある砂丘 ”Dunas de Maspalomas (ドゥナス・デ・マスパロマス)
陸側から撮影したもので、砂丘の向こう側は真っ青な大西洋です。

ゲイが集まる、そしてヌーディストビーチがあることでも知られています。
グランカナリア空港からは、北 (ラスパルマス) 行きと、南 (マスパロマス) 行きのバスが運行しておりますが、ほとんどの観光客は南行きのバスに乗るほどの人気です。




カンテラスビーチ



一日かけて十分に楽しんだのですが、ラスパルマスに戻った後は恒例の Playa de Las Canteras (カンテラスビーチ) ” へ。

夕方ここで仲間と集まり、Palas と呼ばれるラケットやブーメランで遊んだりするのが習慣となっているのですが、まさかこの日も集まるとは!
この日はバルセロナからお祝いにやってきてくれた友人の息子のサーフィン初体験のお手伝いを。
しっかり夫から学び、初日で泡を拾って遊べました。できた後の輝かしい子供の眼差しが目に焼き付きました。



こうして島巡りを終えたのでした。

バルセロナから来てくれた仲間たちに、心からありがとう。







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