2012/03/04

サグラダ・ファミリア徹底解説!<概要・受難のファサード編>

バルセロナに到着してから約11ヶ月。
いつかサグラダファミリアを見に行きたいと思っていたのですが、もっとこの聖堂について学んでから訪れようとか、混んでない日を狙って行こうとか、友人が日本から来た時に一緒に入場しようとか・・・そんなことを考えていたらとても遅くなってしまいましたが、ついに機会ができたので行ってきました。


まず・・・
<サグラダ・ファミリアとは>
「聖家族」という意味で、人々の現世での罪を償うためバルセロナの書店主(兼信徒教会の会長)の決意により初代建築家「ビリャール」によるネオ・ゴシック様式で1882年に地下礼拝堂の建設が開始。
翌1883年、意見の対立によりビリャールが辞任。当時31歳だったガウディがあとを引き継ぐ
すでに強い個性を発揮していた彼は当時の設計を自分のプランへと作り替える。
のちに彼は人生のすべてをこの聖堂の建設に捧げる。
彼が73歳で亡くなった後も彼が残した設計図や模型をもとに建設が続けられ、それがあまりに壮大なため完成まで200年はかかると言われていたこともあったが、昨今の入場料金収入の増加によりガウディ没後100年の2026年には工事が完成すると言われている。


そして、
<ガウディとは>
1852年、カタルーニャ州タラゴナ県レウス市に銅器具職人の子として生まれる。
16歳で建築を学ぶためにバルセロナへ。
苦学の末、後のパトロンとなる実業家「グエル」の邸宅の増改築を手がけ、建築家として成功。
1883年にサグラダ・ファミリアの2代目建築家に就任
これを機にキリスト教に関する知識を深め、同時に自身の信仰も深める。
1900年「グエル公園」の建設が開始。
1904年には「バトリョ邸」の改修、「カサ・ミラ」の建設の依頼を受ける。
(いずれも世界遺産となっている「アントニ・ガウディの作品群」の一部)
1914年にグエル公園建設を中断し、サグラダ・ファミリア聖堂の建設に専念することを宣言。
1926年、路面電車に轢かれ73年の生涯を閉じる。



バルセロナのシンボルともなっているこの聖堂は地下鉄の名前にもなっています。

駅から地上に駆け上がり空を見上げるとそこには大きな大きなサグラダファミリア聖堂が!


一般の入場口は長蛇の列ができていましたが、前もって予約して指定の日時に行ったので並ばずに入場できました。


「サグラダ・ファミリア」には3つのファサードがあります。
「ファサード」とは、建物の正面デザインのこと。


1つ目は「栄光のファサード」
聖堂の南側に位置し、3つのうち最も重要で壮麗になると言われているキリストの栄光を表す正面入り口
現在も多くの建築家により建設が進められています。
2012年3月現在は常に幕で覆われており、姿を見ることはできません。


2つ目は「受難のファサード」
西側に位置し、キリストの受難を表した直線的でシンプルな彫刻が並びます。
今回はこれについて詳しく語りたいと思います。


直近2006年に訪れた時にはこちらのファサードはまだ完成していなかったので驚きました。

そして、私がイメージしていた曲線的な「サグラダ・ファミリア」とは異なった彫刻の手法にも驚きました。

門の付近に魔方陣らしきものを発見。
縦、横、斜めのいずれの列についてもその和が「33」
同じ数字が使われているので正確には魔方陣ではありませんが。
その他にも左上の4つの和が「33」、同様に左下、右上、右下も和が「33」、上下端の中央の和が「33」、左右端の中央の和も「33」、4つの角の和が「33」、中央の4つの和も「33」、左上2番目の14からジグザグに6、10、3と足すと「33」、対極的に3番目の14からジグザグに下りても「33」・・・・・・と言った感じで、パターンが無数に存在します。
この「33」はキリストが生きた年です。
33歳の生涯で今現在もこれだけの影響を与え続けているキリストの偉大さに改めて気付きました。
そしてその右側の彫刻はユダの裏切りを表しています。


こちらは「受難のファサード」中央にある、全人類の罪を背負って磔にされたキリストの悲しみを表した彫刻。
キリストの足元の頭蓋骨は死を象徴しています。


入口の扉には福音書が書かれており、重要な文章は金色に塗られています。
そしてこの凹凸もかなり気になりました。
アルファベットに見立てた人間の耳や歯や骨を発見しました。

このように大事な言葉は金色で。


こちら側の「受難のファサード」はカタルーニャ人芸術家の「スビラック」が製作を担当。
最初に完成した皆さんが良くご存じの「生誕のファサード」に比べ、あまりにもシンプルなので違和感を感じましたが、装飾を排することでキリストの悲しみと悲嘆を表現したのだそう。

その「生誕のファサード」につきまして、次回詳しく書きます。



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