2011/11/12

バルセロナで「Montsantワイン」の試飲会

今日はバルセロナで「DO Montsant」の試飲会がありました。


先月のフランスでのワイナリー訪問をバルセロナ滞在歴の長い大先輩に話したところ、ワイン好きでとっても詳しい友人がいるから是非紹介したいと言っていただき、今回の試飲会に是非と呼んでいただけました。

縁というものはどこにあるかわからないですね。好きなもの、興味のある事はできるだけ口にしようと思った出来事でした。


会場はここ、旧市街にある「サンタ・カタリーナ市場」のある目の前です。
この市場の屋根は圧巻です。
波打つような曲線に30万枚ものセラミックタイルが貼られています。
この目の前にあるテントが今回の試飲会場。

ここにて紹介していただいた日本人女性と待ち合わせ。
スペイン滞在10年、スペインワインに魅了され3年前から日本への輸出事業を自身で立ち上げたという彼女はとてもキラキラ輝いている女性でした。

まずは10ユーロRIEDELのワイングラスと5回分の試飲チケットセットを購入しました。

ここで少し、「DO Montsant」についてご紹介を。

◆「DO Montsant」の「DO」とは?
「Denominacion de Origen」の略。

◆「Denominacion de Origen」とは?
ワインの出生証明書のようなもの。
原産地呼称統制委員会が設置された地域において、地域内で栽培された認可品種を原料とし、厳しい基準に基づき生産されたワインを呼ぶ。
現在60以上あり、スペインの高級ワインの中核的なカテゴリー。
この格付けにより製法や品質が保護されています。
ここカタルーニャ地方には10ヶ所ほど存在。
ちなみにひとつ上のランク「DOCa(Denominacion de Origen Calificada)」は現在は「リオハ」と「プリオラート」のみ。

◆Monsantって?
カタルーニャ地方にある、下図の赤い部分。


拡大すると
こういった村の集まりです。

ちなみにスペイン国内に2ヶ所しかないDOCaランクの「DOCプリオラート」があるのはこの図の中心の白い部分
つまり、「DOCプリオラート」を囲むようにして存在するのが「DO Montsant」です。



と語る私も、Montsantのワインを飲むのは初めて。

まず驚いたのは「ガルナッチャ・ブランカ(グルナッシュ・ブラン)」というブドウ品種の存在。
黒ブドウの「ガルナッチャ(グルナッシュ)」はその名が知られていますが、その品種の「白」があったとは!
白はガルナッチャ・ブランカ種、赤はカリニェナ(カリニャン種)、ガルナッチャ種を中心に、外来品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンシラーをブレンドしたりするのがモンサンスタイル。


会場は大いに盛り上がっていました。

こちらはバルセロナオリンピックのマスコットキャラクター「コビー」をデザインしたJavier Mariscal(ハビエル・マリスカル)氏デザインのラベル。
名前の通り、ベリーの華やかさをふんだんに感じることのできる素晴らしい出来でした。このワインの作り手は世界的に有名な建築家 Alfredo Arribas(アルフレード・アリバス)氏だったのですが、最近このボデガ「Portal del Monsant」を売りに出したそうで、この味も変わることになるかと思います。


そのアルフレードさんが本格的に着手しているは「Portal del Priorat」というボデガ。
ここのワインのおいしさは今日のナンバーワンでした!
白はガルナッチャブランカ100%、赤はガルナッチャ100%
どちらも本当に素晴らしかったです。
こんな上品な仕上がりのガルナッチャ(赤)は初めてでした。
この2点、今はなき世界一予約が取れないレストラン「エル・ブジ」でも休業まで取り扱いがあったそう。

このアルフレード氏、日本の丸亀平井美術館設計もされています。
ご本人が直々に熱くワインの説明をしてくださいました。


そして今日、ほかにも気になったのはこのワイン。
「VI NOVELL」(カタルーニャ語)=「VINO NUEVO」(スペイン語) 日本語で「新酒」です。
もうすぐ日本でも解禁になる「ヌーボー」のスペイン(カタルーニャ)版です。

スペインのヌーボーを飲んだのは初めてだったのですが、その素晴らしさにビックリしました。
この新酒、今まで飲んできたボジョレー・ヌーボーよりも素晴らしい出来でした。
しかもこの「CELLER EL MASROIG」というボデガは今年から「新酒」というプロジェクトを始めたそうです。
どんな素晴らしいセンスだ!そしてこの豚のラベルもとってもオシャレでした。

使用品種は「ガルナッチャ」「カリニェナ(カリニャン)」「シラー」
スペインでの価格は5.50ユーロ
これが日本へ輸出となると輸送費、税金が嵩み1700円ぐらいになってしまうそうです。
今年、日本への輸出はなかったそうです。

ちなみにフランスの新酒の解禁日は毎年第3木曜日スペインは毎年固定の11月11日(サン・マルティンの日)と決められているそうです。


っと、マニアックな話になりました。
以前日本でワインの仕事をしていた時に、先輩営業マンが「酒は最高のコミュニケーションツールだ!」と言い常に誇りを持って仕事をしていたことがとても心に残っています。
私もこのコミュニケーションツールを広めて行きたいひとりです。
つい熱くなりました。

今日はとにかくたくさん飲んで先輩に学ばせていただきました。
彼女の顔の広さにもビックリしました。そして知識もスペイン語も完璧。
チケットを見せることはほとんどなく飲み放題!?で25種類ほど試飲しました。
もちろん全部飲んだわけではなくほとんどは吐器に移しましたが、2時間半立ちっぱなしで飲み続け、もうこれ以上スペイン語を聞く集中力がないという限界を迎え帰宅しました。

本日のワイングラス&ネッカー。


そして先輩から嬉しいお知らせ。
再来週バルセロナ市内で「新酒祭り」が行われるそうで、招待してくださいました。
ご縁に心から感謝。


後日またレポートします!